IDS2024インターンシップ体験

こんにちは!
茨城大学人文社会科学部3年の鈴木です。
この度いばらきデザインセレクション2024の
インターンシップに参加させていただきました。
今回は参加してみた感想や、
印象に残った作品を紹介したいと思います!!

★インターンシップに参加した感想
まずは、私自身のデザインに対する認識が広がりました。
後に記しました「止血くん」もその一つの例です。
また間近で審査員の先生の方々のご意見を聞きながら、
デザインとは単純な見た目だけではもちろんなく、
製品が作られる過程や環境への配慮、
人や地域にどのような影響を与えるかという社会性など、
多角的な評価が必要になることを学びました。

★印象に残った作品
チタン製酒器『hikiZAN』
印象に残った理由として、まずはその見た目がかっこいい!
削ることが難しいといわれるチタンを少し角を残して削り出し、
落ち着きのある色味で、重厚感のあるデザインになっています。
着色は手作業で行っているとのことで、
一つとして同じものはないこともポイントです。
またチタンを削り出した際に出る切粉を再利用できないかという
企画も進んでいるそうで、環境にも配慮した
企業の方々の努力に驚かされました。

チタン製酒器『hikiZAN』

止血くん
人工透析患者の止血ベルトとして開発されました。
従来の止血ベルトが抱えていた多くの問題点を
解決した画期的な作品です。
デザインと聞くと、イラストや工芸品、建築といった
イメージが強かったのですが、この作品のように、
医療器具などをより使いやすいように改良すること、
それもデザインなのだと学ぶことができました。
加圧したい部分だけに加圧する


高校生の「もったいない!」から生まれた栗の渋皮ほうじ茶
茨城県といえば栗が大変有名ですが、
こちらは栗の中身ではなく渋皮を活用した作品です。
本来捨ててしまう栗の渋皮を使おうという
高校生たちのアイデアに感心させられました。
今後も若い世代から、はっと驚かされるようなデザインが
たくさん生まれてくるのではないかと
期待させてくれる素敵な作品です。
高校生の「もったいない!」から生まれた、栗の渋皮ほうじ茶

つくばブルワリー
最近いたるところでクラフトビールを見かけるようになりました。
そんな流行りのビールですが、
じつは成分のほとんどが水だと皆さんご存知でしたか?
水が変わればビールも大きく変わるそうです。
筑波山麓の自然水でビールを作るつくばブルワリーさんなら、
まさに茨城ならではのビールが生まれそうですね。
私も普段はビアレストランで
アルバイトをしているということもあり印象に残りました。
今後の進展にも期待したいです。
つくばブルワリー

★最後に…
今回4日間のインターンシップに参加して、
限られた時間の中での作業や予定通りに進まないことなど、
大変なこともありましたが、だからこそ社会人として
働くということがどういうことか学ばせていただきました。
また、まだ将来の方向性が決まっていない私にとって、
展示物の搬入・搬出、審査員の方への質疑応答、
カメラでの記録撮影、そして今書いているブログの記事作成…など
様々な経験をさせていただいたことに感謝しています。
茨城県デザインセンターの職員の方をはじめ、
県庁の担当職員の方々、審査員の先生方、
ありがとうございました!