文化デザイナー学院主催ワークショップ取材記

去る8月21日(日)、ファッションクルーズニューポートひたちなかにおいて、茨城県デザインセンターがコーディネートしたアート展の一環として、専門学校文化デザイナー学院主催(協力:茨城県コンクリート製品協同組合・東洋コンクリート工業株式会社・結いのはな)のワークショップ「グリーンインテリア ワークショップ」が開かれました。

ワークショップの様子

昨年、「いばらきデザインセレクション2021」にて奨励を受けた「zancon-Planter」( http://id-selection.jp/index.php?QBlog-20220125-11 )のアイデアで、今回は薄い植木鉢を製作。ワークショップではこの植木鉢を大地に見立て、コケや流木、小石を配置し、小さな大自然を作りました。

コケや流木など

コンクリート製品を製造する際には、どうしても多少のコンクリートが残ります。これを捨てずに活用して生まれたのが「zancon-Planter」。今回の植木鉢を成型した型枠も、大きなコンクリート製品を運搬する際に使われる緩衝材を製造する型枠を活用し、すべて「今あるものを使って新しいもの」を生み出しています。

学生さんに教わります

当日は、文化デザイナー学院建築設計デザイン学科の学生10名がインストラクターとして参加し、授業で学んだガーデニングの知識を活かして参加者をサポート。3年生のともかさんは「授業で体験したコケリウムの楽しさを多くの人に伝えたい」と、意欲的に参加者の手助けをしていました。

作品

文化デザイナー学院 教務部長 川上先生は「学生たちはガーデンデザインを学習した直後。自分たちの理解を深めることにもなった。小さいお子さんから中高生まで幅広く体験してくれた。コケリウムは大人っぽいテーマだったかも知れないが、子どもたちにとっても本物に触れるいい機会になったではないだろうか」と話していました。

完成です

デザインコーディネーターもチャレンジ。自分でイメージした山や谷、自然の情景を形にできるのはとても楽しかったです。機会がありましたら、皆さんもぜひ!

賑わっています